土曜日, 5月 11キリスト教・例話集・週報アイデア集
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語呂合わせがいっぱいのお正月

鏡もち』は、『もち』が『望(モチ)』で満ち足りるの意味。『裏白(ウラジロ)』は『歯朶(シダ)』のことで、『歯』は年齢で、寿命長久の意味。そして『しだ』い、『しだ』いに良くなるのです。また歯朶が裏白というのは、裏が白っぽいからで、『裏も潔白』というしるし。『ゆずり葉』は、親子代々ゆずって、子孫が長く絶えないという意味。

そのほか『昆布』は、『喜こぶ』『伊勢えび』は、『威勢』がよく、腰がまがるまで長生きするということです。『串柿』は、『柿』が『嘉来』に通じ、10個の柿を下の図のように分けて、『外(kushigaki他人)には、にこにこ(2個、2個)、内(家族)は、仲睦じく(中6つ)』という意味です。語呂合わせをして幸せになるならいいのですが、昆布を食べたからといって、それで喜べるわけではありません。私たちは「本体はキリストにある(コロサイ 2:17)」ことを覚えて、食べ物や飾り物で幸せが来るのではなく、またそれらの物に特別な力があるように考えないようにしましょう。

『おとそ』は、お屠蘇と書きます。このお酒は、薬草が入っていますが、おにを『屠絶(ナクスル)』し、人の魂を蘇生(生き返らせる)』させるといわれ、屠絶と蘇生から2字をとり、屠蘇(トソ)というようになりました。中国では、とそを元旦に飲めば、1年中魔よけになると信じられ、9世紀頃、その風習が日本に伝わったものです。

「酒に酔ってはいけません。そこには放蕩があるからです。御霊に満たされなさい。(エペソ 5:18)」悪しき心を打ちくだき、魂をよみがえらせてくれるのは、酒の屠蘇ではなく、聖霊です。私たちは、日々聖霊に満たされていきましょう。

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