日曜日, 4月 28キリスト教・例話集・週報アイデア集
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12月 (師走)

クリスマスはなぜ12月25日なの?

クリスマスはなぜ12月25日なの?

12月 (師走), 知識
イエス・キリストの誕生日については、どこにも記録はなく、正しい月日はわかりません。12月にクリスマスが行なわれるようになったのは、3世紀の初め頃のローマからといわれています。もともと、ローマ人は冬至に農神祭を行なっていましたが、特に12月25日は、冬至の後で太陽がよみがえる1年の変わり目として重要視されていました。 つまりこの日から、長い夜の闇に打ち勝って、太陽の光りの時間が長くなるわけです。これが暗かった世界に、救い主が生まれたというキリストの誕生を、初期のクリスチャンがイメージをダブらせたわけです。いろいろな異教の神々が周囲にある中にあって、キリストを『義の太陽』として受け入れた人々の心は、喜びで満ちあふれたことでしょう。   わたしの名を恐れるあなたがたには、 義の太陽が上り、 その翼には、癒しがある。 あなたがたは外に出て、 牛舎の子牛のようにはね回る。    (聖書・マラキ書4章2節)   わたしを恐れるあなたがたには 救いの光が大きく輝き、 その光には罪の赦しがある。 あなたがたは牛舎から出る子牛のように 外に出て、はね回る。           (現代訳聖書) ...
サンタクロースのお話

サンタクロースのお話

12月 (師走), 歴史
☆ 3世紀の末ごろ、小アジアのパタラという港町で、信仰深いお金持ちの家に、ニコラスという子どもが生まれました。ニコラスが少年だった時、両親は相ついでなくなりました。その後、ニコラスは、神学校に入学し、ミラという町で司教になりました。ニコラスは、博学であったばかりか、非常に有徳な人物でした。親ゆずりの莫大な財産を貧しい人々に恵んであげたり、病人の薬代を払ってあげたり、子どもたちには玩具や本を与えたり、惜しみなく人々に与えました。町の人々は彼を心から尊敬し、サンクッス・ニコラウス、つまり聖ニコラスと呼びました。 ☆ ニコラスは、345年12月6日、60歳で亡くなりました。その後、オランダ、ベルギー、ドイツなどで12月6日を『ニコラスの日』と呼び、子どもに贈り物をする習慣ができました。この習慣が、17世紀  オランダの移民とともにニューアムステルダム(今のニューヨーク)に伝わり、クリスマスと一緒に祝うようになりました。オランダなまりで、シント・クラエスと呼んだのが、サンタクロースになったのです。 ☆ 1863年、アメリカの漫画家トマス・ナストが、これまで伝わってきた話を参考に、サンタクロースの絵を描きました。今日見られるように、とんがり帽子に赤い服を着て、白いひげをはやしたサンタクロースの姿は、このナストの絵によって誕生したのです。 ☆ クリスマスは、神が人間との関係を回復するために、ご自身の方からひとり子を十字架にかけるために与えてくださった愛の時です。 「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。聖書1.ヨハネ 4章10節...
サンタクロースのトナカイ

サンタクロースのトナカイ

12月 (師走), 知識
♪ 私はトナカイ。そうサンタクロースさんのそりを引いています。世界中を走り回らなくちゃならないから、とても忙しいの。 ♪ 私はメスです。えっ、角があるのにメスかって?ええ、これにはこんな事情があるのです。トナカイには、オスもメスも角があります。ところが冬の初めの11月ころ、オスの角はぽろりと落ちてしまいますが、メスの角は落ちないで残ります。その理由は私にもよくわかりませんが、角のあるメスのほうがオスより強い立場になるのは確かです。ですから冬の間、乏しい食料も、角のおかげで、オスよりも多くとることができます。勿論、メスだけがたくさん食べるということではなく、メスにはたいてい子どもがいるでしょう。きびしい冬の間角のおかげで、メスや子どもが飢え死にせずに過ごせるというわけ。神さまは、すばらしいプレゼントをくれたものです。 ♪ ですから、サンタクロースのそりを引いているトナカイで、角をつけたのは、全部メスというわけ。どう?女性は働き物でしょ。 ♪ ところで私たちは何頭でそりを引いていると思いますか。1頭?2頭?・・・ それは中小企業のサンタクロース。正しくは8頭です。そんなにいたかって?アメリカの神学博士クレメント・クラーク・ムチ 週という人の「クリスマスの前の晩、聖ニコラスがやって来る」という詩の中に出てくるのです。ムーアの詩によると、サンタのそりを引くトナカイは全部で8頭で、しかも1頭ずつに名前がついています。それはダッシャー、ダンサー、プランサー、ビクスン、コメット、キューピット、ダンダー、ブリッツェンの8頭です。名前があるなんて、あなた知ってた?...
クリスマス・リース

クリスマス・リース

12月 (師走), 知識
★クリスマスの時期、扉にかけたり、窓につるしたりする緑の輪の飾り、それがリースです。なぜ『輪』の形にするのでしょうか。それは古代の勝利の冠の形でありこの世の勝利者イエス・キリストにふさわしいものです。また「時満ちて」L」救い主が誕生したことをあらわします。   ★材料は、モミ、ヒイラギ、イチイなどの常緑樹を用います。これは冬でも枯れない「永遠の生命」をあらわします。キリストがいばらの冠をかぶせられたことを思い起こすものであり、小さな赤い実はそのときに頭から流された血潮を意味します。ヒイラギは、ちょうどクリスマスの頃、他の草木が枯れしぼむのに、葉はいよいよ緑になり、まるで一滴一滴したたるキリストの血を思わせる赤い実をみのらせるので時季にも適しています。   ★中央にベルをさげますが、金は父なる神、銀は子なる神でありベルの音はこの世に救い主がお生になったという福音を告げ、私たちに生きる希望を与えてくれます。 ★そして、4本のろうそくを等間隔で立てます。救い主の誕生を待ち望んでいた人々の思いに合わせて、1週間に1本ずつ増していくのです。アドベント(待降節)を神の愛を覚えて過ごしましょう。  ...
アドベントとは?

アドベントとは?

12月 (師走), キリスト教
いよいよ12月です。師走ともいわれ、なんとなく気忙しい時でもあります。しかし、イエス・キリストを知る者にとっては、特別な気持でこの時期を迎えたいものです。 アドベントとは、ラテン語で『来臨』という意味で、『待降節』と訳します。クリスマスの4週間前の日曜日から始まります。私たちが、キリストの来臨をおぼえて過ごす期間です。 キリストの来臨というと、主イエスはすでに2000年前に、ベツレヘムでお生まれになったという出来事を思い出します。神の人類を救うという愛は、神ご自身が受肉され、十字架にかかって私たちの咎を贖ってくださったということによって示されました。ですから私たちの救いは、確実に現実のものとなりました。私たちが救われた喜びを深く思いながら過ごすのが、このアドベントです。1週毎に、1本のろうそくを立て、その思いを深めていくのです。 しかし、私たちは、キリストの第2の来臨をも忘れてはなりません。つまり、「あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります」(使徒1章11節)と言われたキリストの再臨についてです。その時私たちは、最も親しいお方として、キリストにお会いするのです。花嫁が、花婿を待つように、私たちは希望に満ちてこの方を待つことができるのです。私たちは、聖霊に導かれ、祈りを深め、イエス・キリストが生き生きと自分に出会ってくださるという経験を深めていきましょう。...