木曜日, 5月 9キリスト教・例話集・週報アイデア集
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月: 2011年4月

イースター

イースター

キリスト教, 知識
○ 3月21日は『春分の日』です。『春分の日』と『イースター』とは関係があるのでしょうか。イースターをいつにするかで、いろいろな意見がありましたが、ニカイア会議(325年)以降は、「春分の後にくる最初の満月の次の日曜日」と定められました。 ○ それによると、今年のイースターは、4月24日。そして西暦2016年は、3月27日です。その年によって、1か月近くも動きがあるのですね。 ○ でも、北半球の春分の日は、南半球では秋分の日となりますし、春分の次の満月といっても地球上どの場所にも同時に来るわけではありません。そのために、復活の聖日がずれてしまうことがあります。 ○ こんなことから、イースターを固定しようという動きが出ています。「4月第2土曜日の次の日曜日」という案です。 ○ 今日、日曜日がクリスチャンの集会日となっているのは、日曜日にイエスが復活されたことを記念しているからです。それまで土曜日を安息日として守っていたのに対し、キリストに従う者たちは、主イエス・キリスト復活の記念日である日曜日を聖日としたのです。ですから、毎日曜日は主イエスの復活記念日、小さな復活節なのです。...
復活についての証言

復活についての証言

キリスト教, 歴史, 知識
多くの人たちは奇跡について信じようとはしません。しかし、最大の奇跡は、イエス・キリストの復活です。イエスがいろいろと不思議なわざをなされたことによって、イエスの偉大さを証明するだけならば、すでに多くのわざをされてきました。 しかし、イエスの『復活』は、 1.福音の中心の真理 2.イエス・キリストの神性を確証 3.キリストの祭司の働きを確証 4.十字架の救いを確証 5.最後の審判のあることを確証 6.信者も復活することの確証 ということを含んでおり、復活のない福音は無意味なのです。では、復活が事実あったと、なぜいえるのでしょうか。 ●「空になった墓」によって明らかです。 ・主イエスは、完全に埋葬され、ローマ兵の厳重な 警戒の中でよみがえられました。 ●「霊のからだ」によって明らかです。 ・主イエスは、霊のからだをもって、人々の前に   あらわれました。それは、外見は埋葬前の肉体と 同じようでしたが、時間や空間の制約を受ける   ことのないからだでした。 ●「預言の成就」によって明らかです。 ・旧約聖書(詩篇 16:10) にもあり、またイエス   御自身も復活について預言していました。 ●「目撃く」によって明らかです。 ・マリヤ(ヨハネ20:16, マタイ28:9,10)  ・ペテロ(ルカ24:34) ・弟子たち(ヨハネ20:19,20)  ・500人以上の人々(Ⅰコリント15:6) ...
死と復活

死と復活

キリスト教, 歴史
イースター(復活節)を前にして、『復活』という不思議な出来事を考えてみましょう。なぜ、不思議なのかというと、現在まで数えきれないほどの人々が生まれてきましたがたった1人を除いて、すべての人が死んでいきました。そのたった1人とは、イエス・キリストです。彼は他のすべての人が『死』というかたちを迎えたままであるのに、『死』を迎えましたがそれで終わることがなく、『復活』しました。 死とはなんでしょうか。『死』とは、人の肉体と魂が分かれることです。分離したあとの肉体は、時間とともに変化していって、やがてちりになります。私たちは、このような『死』について多くを見ています。ですから『復活』については聖書の語るイエス・キリストの姿を信じるよりほかに方法を知りません。 『復活』とは、死によって一旦別れた魂と肉体とが再び合体して、死よりよみがえることをいいます。その時の肉体とは、「キリストは、万物をご自身に従わせることのできる御力によって、私たちの卑しいからだを、ご自身の栄光のからだと同じ姿に変えてくださるのです。(ピリピ 3:21)」とあるように、一種不思議なからだです。でも、実体のないからだではありません。イエスがそうであったように、肉もあれば骨もあるからだで、食事もすることができた、目で見、手でさわることのできるからだです。このからだは、永遠に変わることがありません。これがからだの救いです。 「私たち自身も・・・・・ 私たちのからだの購われることを待ち望んであます。」 (ローマ8:23)...
卯月 (うづき)

卯月 (うづき)

4月 (卯月), カレンダー・陰暦・旧暦, 知識
4月の古い言い方は『卯月(うづき)』です。ウノハナ(ウツギ)の咲く月なので、「卯月」というそうですが、金田一春彦氏は、「卯にあたる月」だから「卯月」なのだといいます。どうやらこちらの方が、正解という感じがします。 つまり、中国からきた順序をあらわす言い方『十二支』は、「子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)・・・」といきます。つまり4番目ということは「卯」なのです。4番目の月だから、「卯の月」になるわけです。その「卯月」に咲く花だから、「ウノハナ」というのだと金田一氏は言います。なるほど納得。ウノハナなるものは、どんな花だろうかと調べてみると「山野に自生し、また、生け垣などに植えられ、初夏白色の5弁花を開く高さ2mほどの落葉低木。・・・5~6月ころ、枝の先にふさ状に花をつける。・・・(平凡社『世界大百科事典』」とのこと。しかし、5月に咲く花が、どうして4月の花なのでしょう。つまり旧暦での4月だとすると、現在使っている新暦では、1か月以上のずれがありますから、5~6月ころという説明と一致します。 垣根に使われるウノハナは「うのはな  におうかきねにほととぎす  はやもきなきて  しのびねもらすなつはきぬ」と歌われますが、旧暦4月は夏なのでしょうか。旧暦では、1月、2月、3月が春(だから正月の年賀状に“迎春”とか“賀春”と書くのです)4月、5月、6月が夏です。ですから、ウノハナは初夏の花なのですね。旧暦と新暦のずれがありますから、どうもややこしいです。 神の造られた“春”をさがしに野に出てみませんか。四季のはっきりしている日本の自然は、神の創造された偉大な作品の展覧会場です。...