木曜日, 5月 9キリスト教・例話集・週報アイデア集
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月: 2011年11月

アドベントとは?

アドベントとは?

12月 (師走), キリスト教
いよいよ12月です。師走ともいわれ、なんとなく気忙しい時でもあります。しかし、イエス・キリストを知る者にとっては、特別な気持でこの時期を迎えたいものです。 アドベントとは、ラテン語で『来臨』という意味で、『待降節』と訳します。クリスマスの4週間前の日曜日から始まります。私たちが、キリストの来臨をおぼえて過ごす期間です。 キリストの来臨というと、主イエスはすでに2000年前に、ベツレヘムでお生まれになったという出来事を思い出します。神の人類を救うという愛は、神ご自身が受肉され、十字架にかかって私たちの咎を贖ってくださったということによって示されました。ですから私たちの救いは、確実に現実のものとなりました。私たちが救われた喜びを深く思いながら過ごすのが、このアドベントです。1週毎に、1本のろうそくを立て、その思いを深めていくのです。 しかし、私たちは、キリストの第2の来臨をも忘れてはなりません。つまり、「あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります」(使徒1章11節)と言われたキリストの再臨についてです。その時私たちは、最も親しいお方として、キリストにお会いするのです。花嫁が、花婿を待つように、私たちは希望に満ちてこの方を待つことができるのです。私たちは、聖霊に導かれ、祈りを深め、イエス・キリストが生き生きと自分に出会ってくださるという経験を深めていきましょう。...
サンクスギビングデー

サンクスギビングデー

11月 (霜月), 歴史
なぜ七面鳥を食べるの?  いろいろな説がありますが、コロンブスがアメリカ大陸に到着してから、ヨーロッパ諸国は、アメリカ大陸を「新世界」と呼び、植民地計画を進めていました。当時、宗教改革の嵐が吹き荒れていたイギリスでは、分離派のピューリタンが、国教会の弾圧を逃れてオランダに亡命していましたが、生活苦に悩まされた彼らは、信仰に基づいて自由に生活できる地を求め、アメリカ大陸に渡ることを決意。ピルグリム・ファーザーズ(Pilgrim Fathers)と呼ばれた彼らは、メイフラワー号(Mayflower)で1620年の冬、マサチューセッツ州のプリマスに到着しました。だが、寒さと食糧不足のため、102人いた彼らのうち半分以上が死んでしまい、残った者は、先住民であるインディアンから狩猟や農耕を学び、春と夏を必死で働きました。そして、収穫の秋がやってきたとき、収穫を喜び、神に感謝をするため、彼らは集い、会食を催しました。その席に、彼らの恩人でもあるインディアンも招かれ、七面鳥やかぼちゃなどを食べ、神に感謝を捧げました。これが、現在のThanksgivingの始まりです。クリスマスやイースターなど、神に感謝する特別な日に、何も豪華な物がなかった中で、少しでも色をそえようとしたのでしょう。私たちの食卓にも、神への感謝がなによりのご馳走にならなければなりませんね。 アメリカでは、どんなふうに祝うの?  毎年、11月第4木曜日のThanksgiving Dayと、翌日のAfter Thanksgiving Day、そして土日を合わせた4連休は、学校、会社、公共機関などのほとんどが休みとなる。水曜の夜には、アメリカ人は皆、故郷に帰るための大移動を開始。この日は、高速道路や交通機関が1年で最も混雑する日だ(まるで日本のお盆やお正月?)。そしてThanksgiving Day当日は、七面鳥やパンプ...
内なる戦い (インド首相ネルー1889年11月14日生)

内なる戦い (インド首相ネルー1889年11月14日生)

11月 (霜月), 人物
 インドの独立後の首相として、国際政局に平和推進の大きな役割を果たしたネルーは、1889年11月14日に生れています。彼の残したことばの中に。次のようなものがあります。   『人間のなかには、何かしら悪魔的なものもあると同様に、神ににた何ものかが存在する。』  自分を冷静に考えることができる人ならば、このことばに同意するでしょう。クリスチャンになってからも、この悪魔的なものと戦わなければなりません。否、むしろその戦いは烈しくなることでしょう。そして、この悪魔的なものは、神に似たものに装ってきたりするので、主から目をそらしたりすると、その見分けがつかなくなることがあり、失敗するときがあります。  しかし、クリスチャンは恐れてはいけません。私たちは、すでに神の霊をもっています。「神が私たちに与えてくださったものは、おくびょうの霊ではなく、力と愛と慎みとの霊です。(IIテモテ1:7)」とあるからです。私たちが御霊の指示に従うならば、悪魔的なものに負けるようなことはありません。恐れが出てきたら、私たちはすでに神の子の身分が与えられていることを思い出しましょう。疑いが出てきたら、十字架で死に、復活して昇天されたキリストが、すでに御霊を与えてくださっていることを思い出しましょう。  私たちがこの地上にいる限り、悪魔との戦いは続きます。しかし、キリストはすでに勝利をされているのです。この事実を思い出しましょう。...
日の吉凶はあるのか?

日の吉凶はあるのか?

知識
カレンダーの横を見ると『大安』とか『赤口』と書いてあるのを見かけます。あれはどのような意味をもつのでしょうか。 西暦1350年頃(足利尊氏時代)に、中国の元から「事林広記」という書物が日本に渡来しました。この中に1週間を今日のように7曜(日月火水木金土)でよばずに『大安・留連・速喜・赤口・小吉・空亡』の6曜でよんでいました。その後、徳川時代になって3度ほど、文字や順序が変わり、最後に現在の『先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口』となりました。 本来は、曜日の呼び方であったものが、変化していくうちに、漢字の意味から日の良し悪しを決めてしまったのです。例えば最初の『留連(リュウレン) 』は『流連』となり音が似ているということから『友引(ユウイン)』となり、現在は『ともびき』と読み、友を引く日となり、この日に葬儀をすれば死者がだれかをつれてあの世に行くと信じられるようになりました。 左の薩宙は、新しく作った戦闘機に御祓をしているところです。21世紀の祭典といわれる科学万博も筑波山神社で、コンパニオンが成功祈願をして始まりました。人間の力以上に、偉大な力があることを恐れる気持は大切ですが、それが何であるかを知らなければ意味がありません。そして、必要のないものにまで意味をつけて、喜んだり恐れたりしているのは自由な生き方ではありません。 「キリストは自由を得させるために・・・(ガラテヤ 5:1)」この地上に来られました。日の吉凶は意味がありません。 「これは、主が設けられた日である。この日を楽しみ喜ぼう。」(詩篇 118:24)...