日曜日, 4月 28キリスト教・例話集・週報アイデア集
Shadow

サンタクロースのお話

☆ 3世紀の末ごろ、小アジアのパタラという港町で、信仰深いお金持ちの家に、ニコラスという子どもが生まれました。ニコラスが少年だった時、両親は相ついでなくなりました。その後、ニコラスは、神学校に入学し、ミラという町で司教になりました。ニコラスは、博学であったばかりか、非常に有徳な人物でした。親ゆずりの莫大な財産を貧しい人々に恵んであげたり、病人の薬代を払ってあげたり、子どもたちには玩具や本を与えたり、惜しみなく人々に与えました。町の人々は彼を心から尊敬し、サンクッス・ニコラウス、つまり聖ニコラスと呼びました。

☆ ニコラスは、345年12月6日、60歳で亡くなりました。その後、オランダ、ベルギー、ドイツなどで12月6日を『ニコラスの日』と呼び、子どもに贈り物をする習慣ができました。この習慣が、17世紀  オランダの移民とともにニューアムステルダム(今のニューヨーク)に伝わり、クリスマスと一緒に祝うようになりました。オランダなまりで、シント・クラエスと呼んだのが、サンタクロースになったのです。

☆ 1863年、アメリカの漫画家トマス・ナストが、これまで伝わってきた話を参考に、サンタクロースの絵を描きました。今日見られるように、とんがり帽子に赤い服を着て、白いひげをはやしたサンタクロースの姿は、このナストの絵によって誕生したのです。

☆ クリスマスは、神が人間との関係を回復するために、ご自身の方からひとり子を十字架にかけるために与えてくださった愛の時です。

「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。聖書1.ヨハネ 4章10節

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