日曜日, 5月 12キリスト教・例話集・週報アイデア集
Shadow

堆肥からの励まし

慌ただしい毎日を過ごしている時、ふと木の芽のふくらみに春を感じたり、空の青さに自然の大きさを感じたりしたことはありませんか。日頃、目に映っても見ていないものが多くあります。また、同じものを見ても、それから何を感じるかは人によって異なります。

物理学者の朝永振一郎氏(1906年3月31日 – 1979年)は、ドイツ留学中、孤独に苦しんでいたある日、郊外の麦畑のそばで堆肥のにおいを嗅ぎ、ふるさとを思い出し、「一人ぽっちでも何でも、それをあるがままに受容すれば、それでよいではないか、と何ものかにささやかれているような気分が起ってきた。」と書いています。

主は、野のゆりを見なさいと語られます。あすは枯れてもやされてしまう野の草でさえ、神様は美しく装ってくださるのだから、人間であるあなたを、どうして祝福し、守ってくださらないことがあるでしょうかと言うのです。そして、それを得るのは、信仰が必要です。神様に対する愛と絶対的な信頼です。もし私たちが目にするもの、耳にするものの中から、いつもこの神様の愛と偉大さを見い出すことができるなら、あなたには神様の恵みを受けるにふさわしい信仰が育っているといえるでしょう。

「世界が創造されてからこのかた、人々は、天地や、神様がお造りになったすべてのものを見て、神様の存在と、その偉大な永遠の力をはっきり知っていました。」
(ローマ1:20)

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