日曜日, 5月 12キリスト教・例話集・週報アイデア集
Shadow

人物

ニュートン

ニュートン

3月 (弥生), 人物, 歴史
リンゴの実が落ちるのを見て、万有引力を発見したといわれて有名な、アイザック・ニュートンは、1727年 3月20日永眠しました。時に84歳でした。ニュートンは、イギリスの物理学者であり、天文学者、数学者でもありますが、神学にまで業績を数多く残しました。よく、科学と宗教は一致しないかのように言われることがありますが、彼の中ではキリストに対する信仰と科学する心が、一つとなっていました。その彼の人柄をあらわすエピソードを紹介しましょう。 ● 研究に没頭する彼の部屋に、ある日1匹のハエが迷い込んでうるさく飛び回りました。彼はこれをつかまえて、窓から放してやりながら言いました。「邪魔するなよ、世界は二人にためには広すぎるじゃないか。」また彼の謙遜な姿は、次のことばにもあらわれています。 ● 「私は自分が世間の眼に、どのようにみえるかは知らない。しかし、私自身の眼には「真理」の大洋が私の前に未発見のまま横たわっているとき、海岸でたわむれつつ、ときどき普通のよりもいっそうなめらかな小石、またはいっそうきれいな貝殻を見つけて、打ち興じている少年に似ていたように思える。」 ● 「いかなる世俗の歴史におけるもの学りも、聖書の中には確かな真理がある。」力学体系をつくり、微積分法を発明し、光のスペクトル分析など、近代科学の建設者のことばとしては、なんと謙虚なことばでしょうか。...
偉大なこと

偉大なこと

2月 (如月), 人物, 歴史
George Washington、(グレゴリオ暦:1732年2月22日 - 1799年12月14日(ユリウス暦:1731年2月11日生まれ) アメリカの初代大統領は、1731年 2月22日に生まれました。ワシントンといえば、彼の少年時代、父親の大切にしていた桜の木を切り、怒った父親に正直に告白したとして、彼の正直さをあらわすエピソードとして世界的に有名です。ところが、この逸話は、彼の伝記を書いたメイソン・ロック・ウィームスの創作による付け加えなのです。 しかし、この逸話が作り話であったとしても、それを多くの人々が信じてしまうほど彼の人柄はすばらしかったのでしょう。彼は大統領になってからも、「神と聖書なしに、この世を正しく統治することは不可能である。」と語っています。彼は自分の魅力や力によって、その偉大な仕事をなしとげたわけではありません。神のことばに支えられ、神と共にアメリカの人々を導いていったのです。 旧約時代の偉大な人アブラハムが「神の友と呼ばれた(ヤコブ2:23)」ように、偉大であるかどうかは、その人が生前に人々の目から見て大きなことをしたかどうかではなく、神にあって神と共に歩むこと、そのことが、その人の人生を偉大にするのです。...
ゴードン将軍の宝

ゴードン将軍の宝

1月 (睦月), 人物
Charles George Gordon、1833年1月28日 - 1885年1月26日 イギリス政府は、チャールズ・ジョージ・ゴードン将軍に対して、彼の中国での輝かしい功労に報いようとしたとき、ゴードン将軍はすべての金銭や称号を受け取りませんでした。しかし最後に、彼の33回の戦闘の記録を刻んだ金メダルを受け取りました。それは彼にとって最も大切な所有物となりました。彼の死後、そのメダルはいくら探しても見あたりませんでした。そして最後にわかったことは、次のようなことでした。 ひどい飢饉がおとずれた時、彼は金メダルをマンチェスターに送り、それをとかして貧しい人々のためにパンを買うようにと、ささげたのでした。金メダルを手放した日、彼の日記にはこのようにしるされてありました。「私がこの世において重んじていた最後の、そして唯一のものも、主イエス・キリストに引き渡した。」 彼の晩年はみじめな生活だったと思いますか。いいえ、喜びと平安に満ちた日々だったことでしょう。多くの人は、地位や財産に自分の生活の安定を求めようとします。しかし、自分を造られた神を知ること、また自分が神に知られていることは、何よりもすばらしい財産なのです。 「私たちすべてのために、ご自分の御手をさえ惜しまずに死に渡された方が、どうして、御子といっしょにすべてのものを、私たちに恵んでくださらないことがありましょう。」(ローマ8:32)...