金曜日, 5月 10キリスト教・例話集・週報アイデア集
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神々のいない月 – 10月

神無月

  • izumitaisya10月の異名に「神無月」というのがあります。なぜそのように言われるのかいろいろな説がありますが、最も一般的なのが、八百万の神々が会議をするために出雲へ行ってしまうのでいなくなるというものです。その会議とは、全国の神々がそれぞれ適齢期の氏子のリストを持ち寄り、良縁を定めまとめるためだといわれています。
  • では、聖書が語っている神と日本の神々とどのように違うのでしょうか。本居宣長のことばによると、「凡て迦微(カミ)とは古の御典(ミフミ) 等に見えたる天地の諸の神たちを始めて、其を祀れる社に坐す御霊を申し、又人はさらにも云ず、鳥獣木草のたぐひ海山など、共余何にまれ尋常ならずすぐれたる徳(コト)のありて、可畏き物を迦微とは云となり、抑、迦微は如此く種々にて、貴きもあり賤きもあり、強きもあり弱きもあり、善きもあり悪きもあり・・・ 」と書いています。つまり日本の神々は、一般の人々よりもすぐれた力があると感じられる自然や人、神話の神々などで、善い神も悪い神もあるということです。
  • それに対して聖書の語る神は、万物を創造された唯一の善なる性質しか持っていないお方です。そして、人間がその存在を信じても信じなくても存在は事実であり、すべての人間を支配の中におさめていることを示しています。それが真理だというのです。しかし、日本の神々を認める人は、神々に善と悪、強い神と弱い神があるわけですから、自分の願いにふさわしい神を選んでお願いをしているのです。
  • 信仰とは、何を信じても自分日都合に合っていればよいというものではなく、それが真理なのかということが大切なのではないでしょうか。

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