
クリスマスはなぜ12月25日なの?
イエス・キリストの誕生日については、どこにも記録はなく、正しい月日はわかりません。12月にクリスマスが行なわれるようになったのは、3世紀の初め頃のローマからといわれています。もともと、ローマ人は冬至に農神祭を行なっていましたが、特に12月25日は、冬至の後で太陽がよみがえる1年の変わり目として重要視されていました。
つまりこの日から、長い夜の闇に打ち勝って、太陽の光りの時間が長くなるわけです。これが暗かった世界に、救い主が生まれたというキリストの誕生を、初期のクリスチャンがイメージをダブらせたわけです。いろいろな異教の神々が周囲にある中にあって、キリストを『義の太陽』として受け入れた人々の心は、喜びで満ちあふれたことでしょう。
わたしの名を恐れるあなたがたには、
義の太陽が上り、
その翼には、癒しがある。
あなたがたは外に出て、
牛舎の子牛のようにはね回る。
(聖書・マラキ書4章2節)
わたしを恐れるあなたがたには
救いの光が大きく輝き、
その光には罪の赦しがある。
あなたがたは牛舎から出る子牛のように
外に出て、はね回る。
(現代訳聖書)...