月曜日, 5月 13キリスト教・例話集・週報アイデア集
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知識

神々のいない月 – 10月

神々のいない月 – 10月

10月 (神無月), 知識
神無月 10月の異名に「神無月」というのがあります。なぜそのように言われるのかいろいろな説がありますが、最も一般的なのが、八百万の神々が会議をするために出雲へ行ってしまうのでいなくなるというものです。その会議とは、全国の神々がそれぞれ適齢期の氏子のリストを持ち寄り、良縁を定めまとめるためだといわれています。 では、聖書が語っている神と日本の神々とどのように違うのでしょうか。本居宣長のことばによると、「凡て迦微(カミ)とは古の御典(ミフミ) 等に見えたる天地の諸の神たちを始めて、其を祀れる社に坐す御霊を申し、又人はさらにも云ず、鳥獣木草のたぐひ海山など、共余何にまれ尋常ならずすぐれたる徳(コト)のありて、可畏き物を迦微とは云となり、抑、迦微は如此く種々にて、貴きもあり賤きもあり、強きもあり弱きもあり、善きもあり悪きもあり・・・ 」と書いています。つまり日本の神々は、一般の人々よりもすぐれた力があると感じられる自然や人、神話の神々などで、善い神も悪い神もあるということです。 それに対して聖書の語る神は、万物を創造された唯一の善なる性質しか持っていないお方です。そして、人間がその存在を信じても信じなくても存在は事実であり、すべての人間を支配の中におさめていることを示しています。それが真理だというのです。しかし、日本の神々を認める人は、神々に善と悪、強い神と弱い神があるわけですから、自分の願いにふさわしい神を選んでお願いをしているのです。 信仰とは、何を信じても自分日都合に合っていればよいというものではなく、それが真理なのかということが大切なのではないでしょうか。 ...
一枚の絵

一枚の絵

知識
  右の絵を見てください。アメリカの画家ホーマーの描いた『メキシコ湾流』という絵です。1人の黒人の青年が、マストの倒れてしまった船で広い海を漂っています。船の周囲には、サメの群れ、遠くから竜巻が迫っています。帆船が遠くに見えますが、青年には全く気付かないようです。   この絵を見てある婦人は抗議をしました。「黒人の青年があまりにもかわいそうです。」しかしホーマーは次のように言いました。「彼は救われるのです。ご心配なく。」   私たちは自分の人生に起こってくるいろいろな出来事を見て、神を信じているのに、なぜこのようなことが次々起こるのかと暗い気持になることがあります。自分の計画というマストが折れ、今にもとびかかって自分を食いつくそうとするサメ、しかも竜巻まで自分の方に向かってこようとしている、・・・ 考えただけでも自分の人生はこれで終わりだと思います。しかし、私たちの人生を描いたのは偉大な力ある神なのです。その神が「あなたは救われるのです。ご心配なく。」と語っています。私たちはとびかかってもこないサメにおびえたり、来ないかもしれない竜巻に心配することはやめましょう。私たちの信じているのは、宇宙の万物を造り、それを支配している神なのです。...
『本』という名の本

『本』という名の本

キリスト教, 人物, 知識
Sir Walter Scott, 1771年8月15日 - 1832年9月21日)スコットランドの詩人、作家。エディンバラ大学で法学を学び、父の跡を継いで弁護士となる。25歳より文筆活動を始め、当初は詩人として、後に歴史小説作家として名声を博す。イギリスの作家としては、存命中に国外でも成功を収めた、初めての人気作家といえる。代表作として『ロブ・ロイ』、『アイヴァンホー』、『湖上の美人』、『ランメルモールのルチア』の原作となった小説『ラマムアの花嫁』など。ウォルター・スコットの肖像はスコットランド銀行発行のすべての紙幣に使用されている。 ● 8月15日はイギリスの詩人であり作家のウォルター・スコットが生れた日です。彼が瀕死の病床にある時、婿に本を持ってくるようにたのみました。婿が「何の本でしょうか。」とたずねると、「本といったら聖書にきまっている。」と言い、聖書を読んでもらい、心に大いなる安らぎを得ました。 ● このように、聖書は最初から「聖書」だったのではありません。「聖」という字は後世に追加されたのであり、もともとは「書」と呼ばれていました。英語の「バイブル」、この語の由来をたずねると、ギリシャ語の「ビブロス」で、「本」という意味です。つまり、聖書という本は最初「本」(the Book)と呼ばれていたのです。日本語でいえば、「本の中の本」という意味です。 ● 「お花見」といえば、バラやチューリップを見るのではなく、桜のこと。それほど日本人にとって桜は「花の中の花」なのです。)じように「本の中の本」「本という名の本」、それがバイブル、聖書なのです。キリスト教以外でも「○○教会」と用いられる昨今、「育児のバイブル」「料理のバイブル」などと使われると、「本の中の本」という意味が次第になくなっていくような気がするのは、淋しいかぎりです。 ● 「あなたは本を読んでいますか...
8月7日

8月7日

8月 (葉月), 知識, 祝日・記念日
◆ 8がつ7にちは「ハナ(はな)で、「鼻の日です」鼻の働きは、ずり落ちる眼鏡を留めておくだけのものではありません。これを機会に、あなたの鼻の働きを理解しましょう。 ◆ 1分間に約16~18回、生きている限り、呼吸を忘れるわけにはいきません。肺や気管に適当な温度と湿気のある空気を送り込むのが鼻の役目です。祈りは呼吸といわれますが、バッカス博士は、あと30分もすれば息をひきとるということを医師から聞きました。すると「それではその30分間世界が1日も早く救われるために祈りましょう。」と、ベットからおり、そこにひざまずいて、祈りながら死んでいったといいます。あなたは祈りの呼吸をしていますか。 ◆ 平常の1回の呼吸量は0.5リットル。1分間に16回呼吸するとして、1日に吸う空気は聖書リットル。つまり、4畳半の部屋と同じくらいの体積の空気を呼吸しています。どんなに頭の良い人でも、力の強い人でも、呼吸が止まればそれで終わり。聖書のことば。「鼻で息をする人間に頼ることをやめよ。そんな者に何の値打ちがあろうか。」(イザヤ 2:22) ◆ 鼻のもう1つの仕事は、においを嗅ぐことです。においには約40万種類があり、そのうち人間は10万種嗅ぎ分けられるといいます。しかし、カビ止め、防腐剤として用いられているプロピオ酸の入っている食パンを人間はおいしいそうに食べますが、ブタは食べません。その有毒性を嗅ぎ分けるからです。安もののカマボコも有毒添加物が入っており、ネコは嗅ぎ分けて食べません。人間のように、においを嗅ぎ分けられないものは、幸いでしょうか、不幸でしょうか。...
5=1

5=1

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「すべての人間は平等に創造されている。彼らはその創造主によって、固有のうばうべからざる権利を与えられている。これらの権利のうちに生命、自由、幸福の追求がふくまれている。」これは、アメリカの独立宣言の一部です。1776年7月4日、アメリカ東部の13州が集まって、この日、独立宣言書に署名しました。私たちは神の前で平等であることは、言葉では理解できますが、なんと時々失敗することでしょうか。自分と同じ物を持ち、同じように行動しなければ、相手の人と自分が平等でないように考えてしまうからです。 マタイ25章のタラントのたとえは、5タラント預かった者と1タラント預かった者は、平等でした。なぜなら、5タラント預かった者は、それを用いることのできる力と責任がありましたし、1タラント預かった者もそれに応じた力と責任があったからです。 私たちの失敗の原因の多くは、神を見ないで人を見てしまうことにあります。自分が5タラント預かった者は、他の人を軽蔑しないようにしましょう。また1タラント預かった者は、自分をつまらない者だと思わないようにしましょう。神は、あなたを他の人と同じように愛しています。...
忙しすぎる、おとうさん、おかあさんへ

忙しすぎる、おとうさん、おかあさんへ

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こんなテレビ番組を見たことがありますが、男性も女性も、若い時には、それぞれの立場で一生懸命働いていますが、ふとこれから残りの人生をこのまま歩んでいっていいのだろうかと、立ち止まる時があるというのです。そして自分の人生に確信が持てない場合、精神的にポケーっとして、なかには立ちなおれない人も出でくるそうです。その時期は女性が30代半ば、男性が40代半ばということです。 私たちは、人生のそれぞれの年代で、目標をもって勉強したり、働いたりしています。学校、就職、結婚・・・ などと、目標を目指し、そしてそれを手に入れます。女性の30代、男性の40代といえば、それらを手にして、残りの人生への見通しもたつ頃でしょう。そして自分の追い求めているものが、本当に価値のあるものかどうかを考え始めるのでしょう。 あなたは本当に価値のあるものを追い求めていますか。年老いても、仕事を離れても、そして肉体が弱って死んだ後にも価値のあるもの・・・・・・それはイエス・キリストです。クリスチャンであっても、自分はイエス・キリストについて知っているというだけで、キリストを求めることをやめるなら価値ある目標を知らない人と同じような憂うつを体験するでしょう。 「私は、すでに得たのでもなく、すでに完全にされているのでもありません。ただ捕えようとして、追求しているのです。・・・ ですから、成人である者はみな、このような考え方をしましょう。」(ピリピ3:13,15)...
60×80÷365=13.15・・・・

60×80÷365=13.15・・・・

知識
人間の体の生長に必要なものは、きれいな空気と栄養のある食べ物です。呼吸は、絶やすことがありませんし、食事についても普通の人ならば、1食に30分間使うとして、1日30分間×3回=90分間使っています。ところで、私たちは、自分の内側の人、つまり霊の呼吸と食事のために、どれだけの時間を使っているでしょうか。『霊の呼吸』とは、「絶えず祈りなさい。」(I テサロニケ 5:17) とあるように、『祈り』のことであり、『霊の食物』とは、「生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです。」(I ペテロ 2:2)とあるように『みことば=聖書』のことです。 キャンベル・モルガンは、かつて次のように言いました。「聖書は、講壇で朗読する時の速度で読めば、創世記1章からヨハネの黙示録22章まで78時間しかかかりません。」ある弁護士が、彼に、そんなに速く読めるわけはないと抗議しました。しかしモルガンは彼に、抗議する前に、ご自分で読んでみたらいかがですかと言いました。弁護士は家に帰って聖書を読みました。すると、なんと、80時間以内で読み終えることができました。 私たちが、1年間でこの聖書を読み終えようとすると、1時間は60分ですから、その80倍したものを、365日で割ると、1日わずか13分間あればいいことになります。外側の体のために、90分間、内側の霊のために、13分間、なんと、やがて火葬場で灰になってしまう体のために、7倍もの時間を使っていることになります。最低1日13分間。今日から、霊の成長のために確保しましょう。霊は、火葬場へ行ったあとも永久に残りますし、霊が成長するならば、現在の生活でも次のようなことが起きるのです。 ◆  環境や人間関係に、不平、不満があっても、感謝し、愛する心に変えられます。 ◆  仕事をし...
この数字!!

この数字!!

知識
● 「現在、地球上の人口は爆発的に増大しつつある。2011年10月末には70億人になろうとしています。これが、あと10年足らずで、80億人に達するものと推定されている。そのとき、食料資源はどうなるか。FAO(国連食糧農業機構)の報告によると、現在すでに10億人が飢餓の状態にある。」といわれています。 ● 「地球上に住む人類は、いま70億くらいである。あと10年経ったころには、80億になると見られている。・・・ 人間の住む場所である地球はひとつ、人間という動物の餌=食料は、他の動物にとってもまた格好の餌になり得るから、無制限に獲得・保守することが難しい。・・・こうして地球全体の人類の最大収容限界はどうなるかというと、せいぜい50億人台どまりである。今もうそれに達している、それ以上に人類が異常発生したらどうなるか。こんな調子で気安くやっていったらすでにいくつかの動物の例でみたように(イナゴは大群で穀物を食い荒して死ぬ。グッピーは共食いをする。ネズミは集団自殺をする。など)動物である人間の上にも、なんらかの異変が生じないですむはずはない。」(西丸震哉  元農林省食糧研究所  「砦なき社会」より」) ● 「世界の人口は約50億人になった、という国連事務総長の報告が1990年にあった。一体地球上の人口はどこまで増え続けるのだろう。1800年当時の世界人口は、約9億人だった。2000年には約61億人に。200年間で人類は、8倍近くも増えることになるのか。まさに「人口爆発」である。」(朝日新聞「天声人語」より) ◇ 現在、核戦争が全世界を滅ぼすということで核兵器使用禁止の世論が高まってきています。核兵器が世界を滅ぼすのは確かでしょう。しかし、戦争がこれから仮に起きないとしても(ソンナコトハアリエマセンガ)、「人口爆発」は、人類を不幸にするでしょう。立花隆氏は「子殺しの...
数の不思議

数の不思議

知識
あなたの体は何個の細胞からできていますかと聞かれてすぐに答えられる人はあまりいないでしょう。学者の計算によると、13兆個ということです。ところがこの13兆の細胞の1つすら現在の科学ではつくり出すことはできません。かりに、造られたとしましょう。そして13兆の細胞を1秒間に1つずつ組み合わせて、1人の人造人間を完成させるには、43万年もかかります。しかし、母親の胎内ではわずか10か月で1人の人間が完成されるのです。 この人間の妊娠期間である10か月とは、280日です。280は、7の倍数(7×40) です。同様に他の動物の妊娠期間は、羊147日(7×21)、ライオン98日(7×14)、犬63日(7×9)、 猫56日(7×8)、野うさぎとねずみ28日(7×4)、はつかねずみ21日(7×3)で、みな7の倍数です。これはただの偶然の一致でしょうか。ここに創造者なる神の全能の業をあなたは感じませんか。 「どうしたら物事がよくわかるようになるのでしょう。それには、まず神様を信じ、神様を大切にすることです。・・・ 神様が知恵をお与えになるからです。神様のことばは知恵の宝庫です。」(箴言 1:7;2:6)  よく神を信じるのは非科学的だといわれます。確かに、現在の科学では証明できない事も信仰をもって受け入れます。それは『科学』は人間の学問ですから、人間を造られた神を信じることは、科学も含めたもっと大きなものを信じることです。ところでとうもろこしの粒の列は、いつも偶数で、奇数は無いそうです。とうもろこしを食べる時、あなたは何を感じるでしょうか。...
聖霊とは?

聖霊とは?

5月 (皐月), キリスト教, 知識
● 聖霊は、私たちの目には見ることはできませんが、神的人格をもったお方です。よく神からの力と表現することによって、人間の力のように人格のないもののように考える人がいますが、それは正しくありません。「聖霊は、すべてのことを探り・・(Ⅰコリント2:10)」「御霊が・・・賜物を分け与えてくださる(Ⅰコリント12:11 )」「御霊は、・・・聖徒のためにとりなしをしてくださる・・(ローマ8:27)」のように人格としての性質をもっています。つまり神ご自身です。 ● 聖霊は目に見えないのですが、聖書には「神の御霊が鳩のように下って・・(マタイ3:16)」や「激しい風が吹いて来るような響きが起こり・・・炎のような分かれた舌が現われて(使徒2:2,3)」などの記述から聖霊を、鳩、炎、油、風などにシンボル化することがありますが、勿論、それらと同一という意味ではありません。 ● 聖霊は、父なる神と子なる神によって遣わされた方であり、現在の働きにおいては父と子に従属しています。例えば“礼拝”においては聖霊を礼拝するようにとは聖書に書かれていませんが、聖霊の導きにあって礼拝するように勧められています。聖霊の使命と喜びは、信者を父と子とへの礼拝に引き出すことだからです。 ● 聖霊は次のような働きをします。 ・信者を新たにし、新生させる。(ヨハネ3:3~5) ・信者を、罪と死の法則から解放する。(ローマ8:2) ・信者を強くする。(エペソ3:16) ・信者が神の子どもであることをあかししてくれる。(ローマ8:16) ・信者に、キリストの品性の実を結ばせる。(ガラテヤ5:22,23) ・信者に、キリストの御言葉を思い出させる。(ヨハネ14:26) ・信者を、感謝と賛美に導く。(エペソ5:18~20)...