日曜日, 5月 4キリスト教・例話集・週報アイデア集
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知識

きょうは母の日

きょうは母の日

5月 (皐月), 知識, 祝日・記念日
母の日というと、5月の第2日曜日とだれでも知っていますが、これはアンナ・ジャービスという女性が母の命日に、亡き母をしのぶ記念の会を催し白いカーネーションの花束を霊前にたむけ、参会者に分けたのが始まりといわれています。でもこれはアメリカでの話で、日本の母の日は、5月5日ということを、御存じですか?『国民の祝日に関する法律』には、こどもの日(5月5日)は、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」と書かれています。そして「幸福なるこどもは幸福なる母の所産である。母の慈愛に感謝し、母の努力に報い、母を祝福する意義がここにある」と説明されています。 でも、母への感謝は、法律にしばられたくないというのでしょうか、現在ではアメリカ流になっています。 母親を、敬いましょう。 「両親を尊敬しなさい。そうすれば、主であるわたしが与える国で、しあわせな一生を送ることができる。」 (出エジプト20:12)  母親には、従いましょう。 「かたくなで、逆らう子がおり、父の言うことも、母の言うことも聞かず、父母に懲らしめられても、父母に従わないときは・・・ 町の人はみな、彼を石で打ちなさい。」 (申命記21:18 21)   母親の生活が守れれるように、心を使いましょう。 「(十字架の上の)イエスは・・・ その弟子に『そこにあなたの母がいます。』と言われた。その時から、この弟子は彼女を自分の家に引き取った。』(ヨハネ19:26,27)...
皐月(さつき)

皐月(さつき)

5月 (皐月), カレンダー・陰暦・旧暦, 知識
いよいよ5月になります。5月の古い言い方は、「皐月(さつき)」です。「さ」とは、田の神(あるいは、田植え)という意味で、「田の神の月」という意味です。「早苗(さなえ)」とは、「田の神の苗」という意味で、イネのなえです。ですから、皐月は早苗を植え始める月でもあるのです。もっともこれは旧暦での話ですから、新暦の現在では、1か月以上遅れることになるでしょう。 日本ではこのように、古くから稲作を中心にして生活してきましたから、 春になると、人の住んでいる里に「田の神」を迎え、米がよく育つようにお願いし、秋になると収穫を「田の神」に感謝し、山へ送るのが秋祭りでした。ですから、あくまでも人間の生活が中心になって、そこへカミを迎えて、よい生活ができるようにお願いし、また別の必要が生じたら別のカミにお願いをするのが、日本人の信仰生活でした。 クリスチャンになってからも、周囲の人のそのような姿を見て、キリストに対して、同じような信仰態度をもとうとすると、きっと挫折感を味わうことになるでしょう。自分中心からキリスト中心へ、キリストは愛の方であると全ての信頼を持つこと、これが日本的な信仰生活との違いでしょう。 5月5日の端午の節句は、中国から伝わったものですが、この日は厄日なので、変えようという考えから出ています。ですから葉が剣に似ている菖蒲や、香りの強いヨモギで魔除けをしようとしたのです。これも何か      行為によって、自分の生活から悪しきものを追い出そうという考えです。私たちが守られるのは、キリストによってです。キリストに全信頼を置き、キリストにつながっているならば、たとえ厄日であっても、悪魔がやってきても、信仰によって勝利することができます。 日本のいろいろな行事に出会う度に、私たちの信仰を今一度確かめましょう。 ですから、神に従いなさい。そして、悪魔に立ち向か...
イースター

イースター

キリスト教, 知識
○ 3月21日は『春分の日』です。『春分の日』と『イースター』とは関係があるのでしょうか。イースターをいつにするかで、いろいろな意見がありましたが、ニカイア会議(325年)以降は、「春分の後にくる最初の満月の次の日曜日」と定められました。 ○ それによると、今年のイースターは、4月24日。そして西暦2016年は、3月27日です。その年によって、1か月近くも動きがあるのですね。 ○ でも、北半球の春分の日は、南半球では秋分の日となりますし、春分の次の満月といっても地球上どの場所にも同時に来るわけではありません。そのために、復活の聖日がずれてしまうことがあります。 ○ こんなことから、イースターを固定しようという動きが出ています。「4月第2土曜日の次の日曜日」という案です。 ○ 今日、日曜日がクリスチャンの集会日となっているのは、日曜日にイエスが復活されたことを記念しているからです。それまで土曜日を安息日として守っていたのに対し、キリストに従う者たちは、主イエス・キリスト復活の記念日である日曜日を聖日としたのです。ですから、毎日曜日は主イエスの復活記念日、小さな復活節なのです。...
復活についての証言

復活についての証言

キリスト教, 歴史, 知識
多くの人たちは奇跡について信じようとはしません。しかし、最大の奇跡は、イエス・キリストの復活です。イエスがいろいろと不思議なわざをなされたことによって、イエスの偉大さを証明するだけならば、すでに多くのわざをされてきました。 しかし、イエスの『復活』は、 1.福音の中心の真理 2.イエス・キリストの神性を確証 3.キリストの祭司の働きを確証 4.十字架の救いを確証 5.最後の審判のあることを確証 6.信者も復活することの確証 ということを含んでおり、復活のない福音は無意味なのです。では、復活が事実あったと、なぜいえるのでしょうか。 ●「空になった墓」によって明らかです。 ・主イエスは、完全に埋葬され、ローマ兵の厳重な 警戒の中でよみがえられました。 ●「霊のからだ」によって明らかです。 ・主イエスは、霊のからだをもって、人々の前に   あらわれました。それは、外見は埋葬前の肉体と 同じようでしたが、時間や空間の制約を受ける   ことのないからだでした。 ●「預言の成就」によって明らかです。 ・旧約聖書(詩篇 16:10) にもあり、またイエス   御自身も復活について預言していました。 ●「目撃く」によって明らかです。 ・マリヤ(ヨハネ20:16, マタイ28:9,10)  ・ペテロ(ルカ24:34) ・弟子たち(ヨハネ20:19,20)  ・500人以上の人々(Ⅰコリント15:6) ...
卯月 (うづき)

卯月 (うづき)

4月 (卯月), カレンダー・陰暦・旧暦, 知識
4月の古い言い方は『卯月(うづき)』です。ウノハナ(ウツギ)の咲く月なので、「卯月」というそうですが、金田一春彦氏は、「卯にあたる月」だから「卯月」なのだといいます。どうやらこちらの方が、正解という感じがします。 つまり、中国からきた順序をあらわす言い方『十二支』は、「子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)・・・」といきます。つまり4番目ということは「卯」なのです。4番目の月だから、「卯の月」になるわけです。その「卯月」に咲く花だから、「ウノハナ」というのだと金田一氏は言います。なるほど納得。ウノハナなるものは、どんな花だろうかと調べてみると「山野に自生し、また、生け垣などに植えられ、初夏白色の5弁花を開く高さ2mほどの落葉低木。・・・5~6月ころ、枝の先にふさ状に花をつける。・・・(平凡社『世界大百科事典』」とのこと。しかし、5月に咲く花が、どうして4月の花なのでしょう。つまり旧暦での4月だとすると、現在使っている新暦では、1か月以上のずれがありますから、5~6月ころという説明と一致します。 垣根に使われるウノハナは「うのはな  におうかきねにほととぎす  はやもきなきて  しのびねもらすなつはきぬ」と歌われますが、旧暦4月は夏なのでしょうか。旧暦では、1月、2月、3月が春(だから正月の年賀状に“迎春”とか“賀春”と書くのです)4月、5月、6月が夏です。ですから、ウノハナは初夏の花なのですね。旧暦と新暦のずれがありますから、どうもややこしいです。 神の造られた“春”をさがしに野に出てみませんか。四季のはっきりしている日本の自然は、神の創造された偉大な作品の展覧会場です。...
弥生 (やよい)

弥生 (やよい)

3月 (弥生), カレンダー・陰暦・旧暦, 知識
○ 3月の古名は、『弥生(やよい)』。“やよい”とは、“いやおい”ということばの転じたもので、“いやおい”とは、いよいよ茂ること、つまり春の若草が勢いよく成長する様子をいったものです。 ○ また3月のことを『弥生』のほかに、『花月(はなづき)』『桃月(ももづき)』『桜月(さくらづき)』などともいいました。春への期待いっぱいの呼び方ですね。 ○ 桃について、古事記に次のような話があります。イザナギノミコトは、なくなった自分の妻、イザナミノミコトに会いに死の国へ行きます。帰り、女鬼たちに追いかけられ、道ばたにあった桃の実を投げつけ、難をのがれました。桃は、悪魔ばらいになるという、中国の言い伝えがもとになっていると思われます。昔は、ひな祭り(“桃の節句”)に、桃の種の胚乳を干したものを、せんじて飲む習慣がありました。これも桃に力があることを信じたものですね。 ○ 桜の開花期日は、ほぼ決まっており、気温の変化の激しい年でも、1週間とずれることがありません。それは、開花ホルモンがいったん零度C近い低温の時を過ごし、その後、しだいに気温が高くなり、日中20度C近い気温になることでつくられます。そして、この開花ホルモンが花のつぼみに届いて花が咲くようになっています。 ○ これは、桜のつくりがすばらしいというばかりでなく、毎年、冬の次には春がきちんとやってくるという、自然の秩序のすばらしさでもあるのです。この天地を創造し、支配してくださっている神の力の偉大さを賛美しながら、本格的な春を待ちましょう。...
啓蟄

啓蟄

3月 (弥生), 知識
● 啓蟄(ケイチツ)というのは、蟄虫(スゴモリムシ)が戸を啓(ヒラク)日という意味で、地中に眠っていた虫たちが、目を覚まして地上にはい出してくる時です。古い暦では、1年を24の季節に分け、それぞれの季節にふさわしい名前をつけましたが、3月6日を啓蟄というのです。 ● 冬の間、土の中で眠っていた、ヒキガエル、ヘビ、トカゲ、アリ、殻の中や、木の穴に隠れていた、ミノムシやケムシなどが、穴からはい出してくるといわれています。暖かい、九州地方では、ちょうど啓蟄の頃に虫が出てきますが、北海道では冬眠の最中ですね。 ● でもこのごろは、下の漫画にあるように、人間社会のいろいろないやな面がありますから、啓蟄といっても地上に出たがらないかもしれません。1985年2月にNHKの「21世紀は警告する」という番組の中で、人間の環境破壊がこのまま続くならば、21世紀までには、地上の生物の種の5分の1は、永久に地上から消えてしまうだろうと言っていました。 ● 実際21世紀になってみると「ミレニアム生態系評価」によると、現在、これまでのおよそ1,000倍の速度で生物が絶滅していると言われています。また、IUCN(国際自然保護連合)がまとめた2010年版の「レッドリスト」には、絶滅のおそれの高い種として9,618種の動物や8,733種の植物がリストアップされています。日本においても、2006~2007年に公表された環境省版レッドリストに3,155種が絶滅のおそれのある種として掲載されています。 ● キリストの再臨を待ち望んでいるのは、クリスチャンだけではありません。今、人間が平気で殺している生物もそうなのです。 「神様がお造りになったものはみな、やがて神の子どもたちが復活させられる日を、忍耐と希望をもって待ち望んでいます。・・・ 動物を植物のような自然界のものでさえ、このすばらしい日を待ち望み...
今年の2月は28日まで

今年の2月は28日まで

2月 (如月), 知識
カレンダーを見ると、2月が28日まであったり、29日であったり、1日が得したり損したりの気分になります。これは『うるう年』との関係ですが、どうして『うるう年』が必要なのでしょうか。 地球が太陽のまわりを1まわりするのに、365.2422日かかります。ところが1年を365日としているので、1年に0.2422日のズレがでてきてしまいます。これが4回たまると0.2422×4で  0.9688日、つまり約1日分になります。それで、4年に1度、2月を29日にすることに決め、日数を調整しているのです。これが『うるう年』で、4年に1度、1年は366日になるのです。 さて昨年はその『うるう年』でしたが、どのようにしたら『うるう年』を覚えてにることができるでしょうか。『うるう年』は、オリンピック、アメリカ大統領選挙の年とかさなっています。ですから、このニュースがでていたら『うるう年』と思えばいいのです。 『うるう年』に生まれた人は、4年に1度の誕生日ですから、普通の人の4分の1の年令・・・ ということもないでしょうが、この日が誕生日という人は、1460人に1人はいるそうです。勿論、この日の誕生日の人には3月1日にするとしても、4年に1度は盛大に誕生日を祝ってあげましょう。...
バレンタインデー

バレンタインデー

2月 (如月), 歴史, 知識
2月14日のバレンタインデーになると、どこのお菓子屋もハート型のチョコレートでにぎわいます。イエス・キリストの御降誕を記念して祝うクリスマスが、クリスマスケーキを食べて楽しむ日になりつつあるように、バレンタインデーが、その意味も確かめられないまま、チョコレートにふりまわされるのは、とても残念なことです。 聖バレンタインは、3世紀の後半の人々に尊敬されたローマの司祭でした。当時のローマの宗教は多神教で、しかも皇帝をキュリオス(主)と呼んで、神と同じように崇 拝させていた時代でした。イエス・キリストへの信仰をしっかり持ち続けていた彼は、時の皇帝の迫害を受けて殉教した日が 2月14日なのです。それから数十年後、キリスト教はローマ帝国の国教として公認されたのです。 バレンタインというのは英語読みで、イタリア語では『バレンチノ』といいますが、これは『勇敢な兵士』という意味です。彼はイエス・キリストのために勇敢に戦ったのです。「信仰の戦いを勇敢に戦い、永遠のいのちを獲得しなさい。(Ⅰテモテ6:12) 」と勧められているように、すべてのクリスチャンは、『バレンチノ』でなければなりません。しかしそれは武力で戦うのではなく、神の愛によって悪の力に立ち向かうのです。聖バレンタインは、身よりのない人や悲しんでいる人を愛し、励ましました。商業主義にふりまわされずに、神の愛を豊かにあらわしていきたいものです。 聖バレンタインの殉教にはいろいろな説がありますが、そのうちの1つには皇帝が、聖職に付くものは立派な軍人になれないと信じて結婚制度の廃止を決めたことに対し、聖バレンタインは、そのような政策は神の意志に反すると言ったことが原因とされています。 バレンタインデーを、若い女性のチョクレート騒ぎのときとしてしまうのではなく、「男はその父母を 離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである、(...
コウモリ

コウモリ

2月 (如月), 知識
  「闇があるから光がある。そして闇から出てきた人こそ、一番本当に光の有難さが分るんだ。」   このことばは、27年前の2月に亡くなったプロレタリア作家、小林多喜二の書簡集の一部です。でも読んでみると、クリスチャンの心境もこのようにいえるのではないでしょうか。  私たち人間は、ちょうど暗い洞窟の中にいるコウモリのように、生まれた時から闇の中にいました。ですから光という新しい環境にはなじめません。そんな様子を聖書は次のように述べています。  「すべての人を照らすそのまことの光であるキリストが、この世界に来られた。キリストは、もともとこの世界の主として、この世界を造られたお方であるのに、この世界の人々は、キリストをそのようなお方として認めようとはしなかった。・・・ このキリストを信じる人はだれでも、救っていただくことができる。キリストを信じる人は、神が生まれ変らせてくださる・・・ 」(ヨハネ 1:9,13)  私たちは、コウモリであり続ける自由をもっています。しかし、そこが闇であると気がついたとき、少しの勇気をもって一歩洞窟から出たいと望むならば、もう外には色彩のあふれるすばらしい世界が待っているのです。そしてその時には、もうコウモリではなく、神のあふれる恵みを受け取ることのできる生まれ変った自分に気が付くのです。かつての闇の暗さを多く知っている人こそ、一番本当にこの世の光であるキリストの有難さが分るでしょう。...