月曜日, 5月 20キリスト教・例話集・週報アイデア集
Shadow

カレンダー・陰暦・旧暦

ニュートン

ニュートン

3月 (弥生), 人物, 歴史
リンゴの実が落ちるのを見て、万有引力を発見したといわれて有名な、アイザック・ニュートンは、1727年 3月20日永眠しました。時に84歳でした。ニュートンは、イギリスの物理学者であり、天文学者、数学者でもありますが、神学にまで業績を数多く残しました。よく、科学と宗教は一致しないかのように言われることがありますが、彼の中ではキリストに対する信仰と科学する心が、一つとなっていました。その彼の人柄をあらわすエピソードを紹介しましょう。 ● 研究に没頭する彼の部屋に、ある日1匹のハエが迷い込んでうるさく飛び回りました。彼はこれをつかまえて、窓から放してやりながら言いました。「邪魔するなよ、世界は二人にためには広すぎるじゃないか。」また彼の謙遜な姿は、次のことばにもあらわれています。 ● 「私は自分が世間の眼に、どのようにみえるかは知らない。しかし、私自身の眼には「真理」の大洋が私の前に未発見のまま横たわっているとき、海岸でたわむれつつ、ときどき普通のよりもいっそうなめらかな小石、またはいっそうきれいな貝殻を見つけて、打ち興じている少年に似ていたように思える。」 ● 「いかなる世俗の歴史におけるもの学りも、聖書の中には確かな真理がある。」力学体系をつくり、微積分法を発明し、光のスペクトル分析など、近代科学の建設者のことばとしては、なんと謙虚なことばでしょうか。...
弥生 (やよい)

弥生 (やよい)

3月 (弥生), カレンダー・陰暦・旧暦, 知識
○ 3月の古名は、『弥生(やよい)』。“やよい”とは、“いやおい”ということばの転じたもので、“いやおい”とは、いよいよ茂ること、つまり春の若草が勢いよく成長する様子をいったものです。 ○ また3月のことを『弥生』のほかに、『花月(はなづき)』『桃月(ももづき)』『桜月(さくらづき)』などともいいました。春への期待いっぱいの呼び方ですね。 ○ 桃について、古事記に次のような話があります。イザナギノミコトは、なくなった自分の妻、イザナミノミコトに会いに死の国へ行きます。帰り、女鬼たちに追いかけられ、道ばたにあった桃の実を投げつけ、難をのがれました。桃は、悪魔ばらいになるという、中国の言い伝えがもとになっていると思われます。昔は、ひな祭り(“桃の節句”)に、桃の種の胚乳を干したものを、せんじて飲む習慣がありました。これも桃に力があることを信じたものですね。 ○ 桜の開花期日は、ほぼ決まっており、気温の変化の激しい年でも、1週間とずれることがありません。それは、開花ホルモンがいったん零度C近い低温の時を過ごし、その後、しだいに気温が高くなり、日中20度C近い気温になることでつくられます。そして、この開花ホルモンが花のつぼみに届いて花が咲くようになっています。 ○ これは、桜のつくりがすばらしいというばかりでなく、毎年、冬の次には春がきちんとやってくるという、自然の秩序のすばらしさでもあるのです。この天地を創造し、支配してくださっている神の力の偉大さを賛美しながら、本格的な春を待ちましょう。...
啓蟄

啓蟄

3月 (弥生), 知識
● 啓蟄(ケイチツ)というのは、蟄虫(スゴモリムシ)が戸を啓(ヒラク)日という意味で、地中に眠っていた虫たちが、目を覚まして地上にはい出してくる時です。古い暦では、1年を24の季節に分け、それぞれの季節にふさわしい名前をつけましたが、3月6日を啓蟄というのです。 ● 冬の間、土の中で眠っていた、ヒキガエル、ヘビ、トカゲ、アリ、殻の中や、木の穴に隠れていた、ミノムシやケムシなどが、穴からはい出してくるといわれています。暖かい、九州地方では、ちょうど啓蟄の頃に虫が出てきますが、北海道では冬眠の最中ですね。 ● でもこのごろは、下の漫画にあるように、人間社会のいろいろないやな面がありますから、啓蟄といっても地上に出たがらないかもしれません。1985年2月にNHKの「21世紀は警告する」という番組の中で、人間の環境破壊がこのまま続くならば、21世紀までには、地上の生物の種の5分の1は、永久に地上から消えてしまうだろうと言っていました。 ● 実際21世紀になってみると「ミレニアム生態系評価」によると、現在、これまでのおよそ1,000倍の速度で生物が絶滅していると言われています。また、IUCN(国際自然保護連合)がまとめた2010年版の「レッドリスト」には、絶滅のおそれの高い種として9,618種の動物や8,733種の植物がリストアップされています。日本においても、2006~2007年に公表された環境省版レッドリストに3,155種が絶滅のおそれのある種として掲載されています。 ● キリストの再臨を待ち望んでいるのは、クリスチャンだけではありません。今、人間が平気で殺している生物もそうなのです。 「神様がお造りになったものはみな、やがて神の子どもたちが復活させられる日を、忍耐と希望をもって待ち望んでいます。・・・ 動物を植物のような自然界のものでさえ、このすばらしい日を待ち望み...
今年の2月は28日まで

今年の2月は28日まで

2月 (如月), 知識
カレンダーを見ると、2月が28日まであったり、29日であったり、1日が得したり損したりの気分になります。これは『うるう年』との関係ですが、どうして『うるう年』が必要なのでしょうか。 地球が太陽のまわりを1まわりするのに、365.2422日かかります。ところが1年を365日としているので、1年に0.2422日のズレがでてきてしまいます。これが4回たまると0.2422×4で  0.9688日、つまり約1日分になります。それで、4年に1度、2月を29日にすることに決め、日数を調整しているのです。これが『うるう年』で、4年に1度、1年は366日になるのです。 さて昨年はその『うるう年』でしたが、どのようにしたら『うるう年』を覚えてにることができるでしょうか。『うるう年』は、オリンピック、アメリカ大統領選挙の年とかさなっています。ですから、このニュースがでていたら『うるう年』と思えばいいのです。 『うるう年』に生まれた人は、4年に1度の誕生日ですから、普通の人の4分の1の年令・・・ ということもないでしょうが、この日が誕生日という人は、1460人に1人はいるそうです。勿論、この日の誕生日の人には3月1日にするとしても、4年に1度は盛大に誕生日を祝ってあげましょう。...
偉大なこと

偉大なこと

2月 (如月), 人物, 歴史
George Washington、(グレゴリオ暦:1732年2月22日 - 1799年12月14日(ユリウス暦:1731年2月11日生まれ) アメリカの初代大統領は、1731年 2月22日に生まれました。ワシントンといえば、彼の少年時代、父親の大切にしていた桜の木を切り、怒った父親に正直に告白したとして、彼の正直さをあらわすエピソードとして世界的に有名です。ところが、この逸話は、彼の伝記を書いたメイソン・ロック・ウィームスの創作による付け加えなのです。 しかし、この逸話が作り話であったとしても、それを多くの人々が信じてしまうほど彼の人柄はすばらしかったのでしょう。彼は大統領になってからも、「神と聖書なしに、この世を正しく統治することは不可能である。」と語っています。彼は自分の魅力や力によって、その偉大な仕事をなしとげたわけではありません。神のことばに支えられ、神と共にアメリカの人々を導いていったのです。 旧約時代の偉大な人アブラハムが「神の友と呼ばれた(ヤコブ2:23)」ように、偉大であるかどうかは、その人が生前に人々の目から見て大きなことをしたかどうかではなく、神にあって神と共に歩むこと、そのことが、その人の人生を偉大にするのです。...
バレンタインデー

バレンタインデー

2月 (如月), 歴史, 知識
2月14日のバレンタインデーになると、どこのお菓子屋もハート型のチョコレートでにぎわいます。イエス・キリストの御降誕を記念して祝うクリスマスが、クリスマスケーキを食べて楽しむ日になりつつあるように、バレンタインデーが、その意味も確かめられないまま、チョコレートにふりまわされるのは、とても残念なことです。 聖バレンタインは、3世紀の後半の人々に尊敬されたローマの司祭でした。当時のローマの宗教は多神教で、しかも皇帝をキュリオス(主)と呼んで、神と同じように崇 拝させていた時代でした。イエス・キリストへの信仰をしっかり持ち続けていた彼は、時の皇帝の迫害を受けて殉教した日が 2月14日なのです。それから数十年後、キリスト教はローマ帝国の国教として公認されたのです。 バレンタインというのは英語読みで、イタリア語では『バレンチノ』といいますが、これは『勇敢な兵士』という意味です。彼はイエス・キリストのために勇敢に戦ったのです。「信仰の戦いを勇敢に戦い、永遠のいのちを獲得しなさい。(Ⅰテモテ6:12) 」と勧められているように、すべてのクリスチャンは、『バレンチノ』でなければなりません。しかしそれは武力で戦うのではなく、神の愛によって悪の力に立ち向かうのです。聖バレンタインは、身よりのない人や悲しんでいる人を愛し、励ましました。商業主義にふりまわされずに、神の愛を豊かにあらわしていきたいものです。 聖バレンタインの殉教にはいろいろな説がありますが、そのうちの1つには皇帝が、聖職に付くものは立派な軍人になれないと信じて結婚制度の廃止を決めたことに対し、聖バレンタインは、そのような政策は神の意志に反すると言ったことが原因とされています。 バレンタインデーを、若い女性のチョクレート騒ぎのときとしてしまうのではなく、「男はその父母を 離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである...
コウモリ

コウモリ

2月 (如月), 知識
  「闇があるから光がある。そして闇から出てきた人こそ、一番本当に光の有難さが分るんだ。」   このことばは、27年前の2月に亡くなったプロレタリア作家、小林多喜二の書簡集の一部です。でも読んでみると、クリスチャンの心境もこのようにいえるのではないでしょうか。  私たち人間は、ちょうど暗い洞窟の中にいるコウモリのように、生まれた時から闇の中にいました。ですから光という新しい環境にはなじめません。そんな様子を聖書は次のように述べています。  「すべての人を照らすそのまことの光であるキリストが、この世界に来られた。キリストは、もともとこの世界の主として、この世界を造られたお方であるのに、この世界の人々は、キリストをそのようなお方として認めようとはしなかった。・・・ このキリストを信じる人はだれでも、救っていただくことができる。キリストを信じる人は、神が生まれ変らせてくださる・・・ 」(ヨハネ 1:9,13)  私たちは、コウモリであり続ける自由をもっています。しかし、そこが闇であると気がついたとき、少しの勇気をもって一歩洞窟から出たいと望むならば、もう外には色彩のあふれるすばらしい世界が待っているのです。そしてその時には、もうコウモリではなく、神のあふれる恵みを受け取ることのできる生まれ変った自分に気が付くのです。かつての闇の暗さを多く知っている人こそ、一番本当にこの世の光であるキリストの有難さが分るでしょう。...
ゴードン将軍の宝

ゴードン将軍の宝

1月 (睦月), 人物
Charles George Gordon、1833年1月28日 - 1885年1月26日 イギリス政府は、チャールズ・ジョージ・ゴードン将軍に対して、彼の中国での輝かしい功労に報いようとしたとき、ゴードン将軍はすべての金銭や称号を受け取りませんでした。しかし最後に、彼の33回の戦闘の記録を刻んだ金メダルを受け取りました。それは彼にとって最も大切な所有物となりました。彼の死後、そのメダルはいくら探しても見あたりませんでした。そして最後にわかったことは、次のようなことでした。 ひどい飢饉がおとずれた時、彼は金メダルをマンチェスターに送り、それをとかして貧しい人々のためにパンを買うようにと、ささげたのでした。金メダルを手放した日、彼の日記にはこのようにしるされてありました。「私がこの世において重んじていた最後の、そして唯一のものも、主イエス・キリストに引き渡した。」 彼の晩年はみじめな生活だったと思いますか。いいえ、喜びと平安に満ちた日々だったことでしょう。多くの人は、地位や財産に自分の生活の安定を求めようとします。しかし、自分を造られた神を知ること、また自分が神に知られていることは、何よりもすばらしい財産なのです。 「私たちすべてのために、ご自分の御手をさえ惜しまずに死に渡された方が、どうして、御子といっしょにすべてのものを、私たちに恵んでくださらないことがありましょう。」(ローマ8:32)...
風邪の治し方

風邪の治し方

7月 (文月), 知識
いよいよ寒い季節がやってきました。『風邪は万病のもと』といわれるほど、最初こじらせてしまうと、その後なかなか治りません。特に今年は、風邪をひかれない大切な体の人がいます。おかしいなと思ったら、早めに治すように気をつけましょう。 次に風邪の治し方のいくつかを紹介します。どんな風邪にも有効な方法を発明したら、ノーベル賞をいただけるそうです。あなたも挑戦してみては? 風邪を治すための各国の生活の知恵 ☆ ショウガをすりおろしたものを熱い紅茶に入れて飲む。・・・・・・・・・・・・・・・・(インド) ☆ 熱い風呂に入り、出たあと熱い紅茶にハチミツ、レモン汁をたらして飲む。(アメリカ) ☆ 熱いミルクに卵の黄身を入れてかき混ぜたものを飲む。・・・・・・・・(オーストラリア) ☆ レモン汁を熱くして一気に飲み、すぐに寝る。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(クウェート) ☆ 卵の黄身にハチミツを入れてかき混ぜ、これを飲む。・・・・・・・・・・・・・・(タンザニア) ☆ 紅茶にレモン汁を加え、うんと熱くして飲む。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ギリシャ) ☆ 水と酢を一対一ぐらいの割合で混ぜたものを、ナベに入れて火にかける。ナベから立ちのぼる湯気で部屋を暖める一種の  入法。酢を含んだ蒸気が風邪に効く。(中国) さて日本式は? ☆ 梅干しをアミで黒く焦げるまで焼き、茶碗に入れて熱い番茶を注いで飲む。 ☆ ニンニクを生で食べても、焼いたり蒸したりしてもよい。ニンニクの成分アリシンの強力な殺菌作用を利用する。 ☆ 長ネギを刻んで、ショウガ、ミソに混ぜ、熱いお湯を注いで飲む。また、刻んだネギをガーゼにくるみ、首に巻きつけると、よいのどの湿布薬になる。 ☆ 体を十分温めるためには、塩を入れて塩湯にするとよい。また、足だけを湯につける“足湯”腰までつか...
睦月 (むつき)

睦月 (むつき)

1月 (睦月), カレンダー・陰暦・旧暦, 知識
◆ 「今年こそ良い年でありますように・・・ 」という願いをもって、多くの人が正月を迎えましたが、この1年を有意義に生活するためにも、この始まりの1月を大切にしなければなりません。1月を日本古来の言い方で言うと、「睦月(ムツキ)」といいます。 ◆ なぜ1月を「むつき」というのかは、諸説があってはっきりしない点が多いのですが、だいたい、つぎのように説明されています。 ・1月は、1年の始まりで「本つ月(モトツツキ)」で、それが略されて「むつき」となった。 ・春になって木々が芽ぐむという意味の「萌月(モエツキ)」がもとになっている。 ・新年で一同むつみあう月「陸び月(ムツビツキ)」がなまって「むつき」になった。 ◆ 「陸び月」の説が有力といわれていますが、1年の最初を、陸み合うことから始めることは、本当に良い年のはじまりといえるでしょう。キリストは、十字架にかかる前に、つぎのように語りました。 「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。あなたがたは互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、そのように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」 (ヨハネ13:34) この戒めは、クリスチャンの基本となる最も大切なものです。なぜならヨハネの第1の手紙2章8、9節につぎのようにあるからです。 『互いに愛し合いなさい』というこの戒めを守る時、暗やみは過ぎ去り、キリストのうちにある、ほんとうの光が輝きわたるのである。『光の中にいる』と言いながら、同じクリスチャンを憎むなら、今でも暗やみの中にいるのである。」...